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債券は下落、米長期金利が時間外取引で上昇-日銀指し値オペが支え - ブルームバーグ

債券相場は下落。米長期金利がこの日の時間外取引で上昇していることを受けて売りが優勢だ。日本銀行が指し値オペを毎営業日実施していることが相場の下支えとなるほか、この日行われる2年国債入札は無難に通過するとの声が出ている。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、ドイツの 消費者物価が予想を上回り、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が強まったことを受けて同国債が下落しており、休場明けから取引を再開した米長期金利もその流れを引き継ぎ上昇していると言う。

  31日付の読売新聞朝刊は、政府が「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」で、国と地方の基礎的財政収支(PB)黒字化を2025年度としていた目標年限の明記を見送る方針を固めたと 報じた。稲留氏はPB目標の先送りは財政規律の低下につながるため、債券相場の重しになっていると指摘した。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.235%
  • 長期国債先物6月物は前日比11銭安の149円80銭で取引を開始した後、一時149円71銭まで下落幅を拡大
先物中心限月の推移

  日銀は午前10時10分の金融調節で指し値オペを通知した。買い入れ利回りは10年国債366回債で0.25%。

2年債入札

  • 発行予定額は2兆8000億円程度
  • SMBC日興証券の小路薫金利ストラテジスト
    • 堅調な中期債需給の下、正常化観測の後退もあって金利水準は前回入札から一段と低下
    • さらなる金利低下余地は限られるとみられ、需給環境の先行きに不安材料が散見される中、積極的な応札は見込みづらい
    • 短期的なキャッシュつぶし需要などへの期待から一定の応札は見込まれ、やや弱めから無難な結果を予想
  • 備考:2年利付国債の過去の入札結果

背景

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