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西武ラビュー、鉄道車両「歴代王者」と何が違う?(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 「Laview(ラビュー)」の愛称を持つ西武鉄道の新型特急車両001系が6月5日、鉄道愛好者団体「鉄道友の会」が選定する「ブルーリボン賞」を受賞した。 【写真】「ブルーリボン賞」記念プレートのデザイン  ラビューは10000系「ニューレッドアロー」の後継車両として2019年3月に運行開始。球面形状の前面デザイン、周囲の風景が溶け込むようなシルバーメタリックの塗装、座面まで広がる大きな窓といった特徴は、車両開発のコンセプトである「今まで見たことのない新しい車両」を見事に体現している。

 車両のデザイン監修を務めた妹島和世氏は、建築界のノーベル賞と呼ばれることもある「プリツカー賞」を受賞した国際的な建築家。電車の固定観念にとらわれない建築家としての発想が、このような大胆なデザインの車両を生んだ。 ■歴史ある「ブルーリボン賞」  鉄道友の会は1953年に発会した60年以上の歴史を持つ団体。現在は、JR東海の社長、会長を歴任し、鉄道ファンとしても知られる須田寬氏が会長を務める。  ブルーリボン賞は、前年に日本国内で正式に営業運転を開始した新造または改造車両の中から、会員の投票結果に基づき、選考委員会が最優秀と認めた車両を選出する賞である。1958年に制定され、選ばれるのは1年に1形式のみ。「該当車なし」という年もある。

 ブルーリボン賞に選定された車両に乗車すると、車内にブルーリボン賞の記念プレートが誇らしげに貼り付けられていることがある。鉄道会社としてもブルーリボン賞の受賞はうれしいニュースなのだ。  鉄道友の会はラビューを選定した理由として、「スタイリッシュで特徴的な外観デザイン、良質な雰囲気を備えつつ機能性の充実やバリアフリーの促進が図られた客室・設備のほか、最新水準の機器類の積極採用による省保守性や信頼性の向上、環境負荷の低減など、現代の鉄道車両としての完成度が極めて高く、魅力あふれる車両」だとコメントしている。

 外観デザインに言及しつつ、信頼性や環境負荷の軽減といった技術的な側面も評価しており、「現代の鉄道車両としての完成度が極めて高い」というのは最大級の賛辞だ。  では、ほかの年にブルーリボン賞に選定された車両には、どのようなコメントが付されているのだろうか。 ■ロマンスカーGSEも「高い完成度」  そこで、各年のブルーリボン賞に選定された車両の選定理由を読み比べてみた。鉄道友の会のホームページには歴代の選定車両の一覧とともに、1980年代以降はほぼ毎年、選定理由も記載されている。そこから、評価に関する記述を抜き出してみた。

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June 11, 2020 at 03:01AM
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