全国の私鉄の有料特急のなかで唯一、座席でたばこを吸える喫煙車両を走らせてきた近鉄は、31日で喫煙車両の運行を終了しました。
近鉄は大阪と名古屋や伊勢志摩方面をむすぶ列車など、一部に座席でたばこが吸える喫煙車両を連結しています。
各座席には灰皿が備え付けられていて車窓からの景色を眺めながらたばこを吸うことができました。
こうした喫煙車両は私鉄の有料特急では全国で唯一でした。
ことし4月に施行される改正健康増進法では鉄道の車内は喫煙ルームを除いて禁煙にすると定められています。
このため、近鉄は喫煙車両の運行を31日で終了することにしました。
近鉄では2月1日から全席禁煙とし、たばこを吸いたい人は特急の喫煙ルームや駅の喫煙スペースを利用してほしいと呼びかけています。
大阪から名古屋まで出張に向かうため喫煙車両を利用した男性は「残念だが時代の変化でしかたがない。これからは喫煙ルームでたばこを吸います」と話していました。
このほか、JRでも東海道・山陽新幹線の一部に喫煙車両が残っていますが、ことし3月のダイヤ改正ですべての車両が禁煙になる予定です。
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February 01, 2020 at 08:36AM
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近鉄 私鉄最後の喫煙車両が運行を終了 - NHK NEWS WEB
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