マウスコンピューターのG-Tune P5は、15.6型液晶ディスプレイを搭載したスタンダードクラスのゲーミングノートPCだ。スリムで扱いやすいボディーに、ゲームをしっかりとプレイできて、一般的なビジネス用PCとしても使いやすいスペックを盛り込みながら、税別で11万9800円からとリーズナブルなプライスにまとめているのが特徴となる。これからその魅力をじっくり見ていこう。
扱いやすいスリムなボディー
ボディーの具体的なサイズは、約359.5(幅)×238(奥行き)×22.8(厚さ)mm、重量は約2.02kgにまとまっている。一般的なゲーミングノートPCのイメージからすると「小さい」し、「軽い」と感じる。
それでも画面は15.6型と、ゲーミングPCの標準的な大きさを確保している。これは、画面左右のベゼルが狭いナローベゼルデザインを採用していることが大きい。
デザインはシンプルで、キーボードを派手に光らせなければビジネス向けのノートPCのようでもある。剛性感も高く、安っぽい印象は全く受けない。
6コア12スレッドの第10世代Coreプロセッサを搭載
採用されるCPUは、Intelの第10世代Core i7-10750Hだ。ゲーミングノートPCやクリエイター向けPCでは定番的に採用されているCPUであり、Intelの分類でいうところの「Hシリーズ」のプロセッサで、薄型軽量モバイル向けの「Uシリーズ」よりも安定して高い性能を発揮できる。
メモリとストレージは、BTOで柔軟なカスタマイズが可能だ。標準ではメモリ8GB、ストレージは256GBのPCI Express SSDを搭載している。メモリは最大64GBまで、ストレージは最大1TBのPCI Express SSDの他に、2.5インチのSATA SSD/HDDを1基搭載できる。
GeForce GTX 1650搭載で一通りのゲームをプレイ可能
ゲームの体験を左右するGPUには、外部GPUとしてNVIDIA GeForce GTX 1650(4GB)を備えている。一部の超重量級タイトルを除けば、たいていのゲームは標準的な画質でストレスなくプレイできるだろう。
なお、本製品はCPU内蔵のインテル UHD グラフィックスも搭載しており、高いグラフィックス機能を必要としないアプリケーション利用時は、CPU内蔵GPUを利用することで発熱を抑え、消費電力を節約する。
オフィスアプリの利用や動画視聴、ビデオチャットなどが中心のビジネスや学習用途であれば、長時間のバッテリー駆動も可能となっている。
続いて、キーボードや拡張端子などのインタフェースを見ていく。
豊富なインタフェースを標準で装備
通信機能は1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0を標準で装備する。拡張用としてUSB 3.1 Type-C端子に加え、USB 3.0 Type-Aが2基、USB 2.0 Type-Aを1基、合計4基が利用可能だ。ディスプレイ出力端子は、HDMIとMiniDisplayPortを備える。デジタルカメラなどからのデータ取り込みに便利なSDメモリーカードスロット(SDXC、UHSI-I対応)も装備している。
液晶ディスプレイの上部に100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクを搭載し、追加コストなしにビデオ会議、ビデオチャットが行える。内蔵ステレオスピーカーも、パーソナルな用途には十分な音圧で、ゲームもエンターテインメントもしっかりと楽しめるのがうれしい。
ゆとりのキーボードと見やすい画面
キーボードは、キーピッチが約19mmとゆとりのある配列だ。カーソルキーはやや小さいものの、他のキーとは独立して配置されており、ミスタイプの不安は少ない。キーストロークも約1.8mmと深めに確保しており、文章入力もストレスなく行える。
ゲーミングPCらしく、RGB対応バックライトを搭載する。単色発光となるため派手さはさほどではないが、カラーはユーティリティーで変更できる(キーボードのRGB色設定は15色のプリセットからの選択)。
15.6型液晶ディスプレイは、画面解像度1920×1080ピクセル対応だ。表面は映り込みの少ないノングレア仕上げなので、暗いシーンなどでも映り込みを気にせずプレイできる。明るさは標準クラスだが、IPS方式のパネルを採用することにより視野角は広く、視認性は良好だ。
便利なControl Centerユーティリティ
プリインストールされているControl Centerユーティリティーでは、キーボードバックライトのカラー変更、キーボードマクロ機能、パワーモードの変更、ファン制御設定のカスタマイズといった便利な機能がまとめて提供される。
パワーモードのデフォルトは「エンターテイメント」だが、より静音に運用できる「サイレント」や、冷却性能を高めてより高い性能を引き出せる「パフォーマンス」などが用意されている。
続いて、ベンチマークテストで本機の実力をチェックする。
ベンチマークテストで基本性能の高さを実証
本機のパフォーマンスをベンチマークテストで検証した。パワーモードは標準の「エンターテイメント」に加えて「パフォーマンス」でも行っている。
CINEBENCH R20のCPUスコアは、エンターテイメントで2623cbだった。Core i7-10750H搭載機としては水準級のスコアが出ているが、パフォーマンスモードではさらに14%ほど良いスコアが出た。PCの総合性能を見るPCMark 10ではモードでスコアが逆転しているが、CPU負荷の高い終盤のテストではパフォーマンスモードの方が良いスコアだ。
また、画面の輝度50%で測定したバッテリー駆動時間は、実測で7時間以上と、公称値(約10時間)におよばないものの、十分な駆動時間を確保しているといえる。
ゲーミング性能も上々の結果に
ゲーミング性能のテスト結果も良好だ。FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークではフルHDの最高品質で「非常に快適」評価、レインボーシックスシージでもフルHDの最高画質で平均120fps以上、最低100fps以上と快適にプレイできるスコアが出ている。
FarCry NewDawnではフルHDの低設定で最小FPSが60fpsを割るが、1280×720ピクセルの低設定ならばよりスムースにプレイできそうだ。こういったゲームのテストにおいてもパフォーマンスモードの方が多少良いスコアだが、大きな差ではない。
放熱設計も優秀だ。高負荷時にはボディーの奥側が熱くなるが、ゲームで利用するWASDキーやカーソルキー、パームレストまで不快な熱は伝わってこない。動作音は、高負荷時にはファンの動作音が大きくなるものの、パフォーマンスモードでも最大回転まではいかず、まだ余力がある印象だった。エンターテイメントモードの方が中負荷時を含めてノイズは控えめなので、通常はエンターテイメントモードで利用し、どうしてもというときにだけパフォーマンスモードを使うのが良さそうだ。
幅広い用途に活用できる高コスパのゲーミングノートPC
G-Tune P5は、リーズナブルな価格ながら、一通りのゲームをしっかりプレイできるパフォーマンスを持っており、放熱設計にも無理がない。さらに扱いやすいボディー、複数のディスプレイ出力、メモリーカードスロット、Webカメラなども完備し、ゲーミングPCとしてはもちろん、スタンダードなPCとしても使いやすい仕様で、学習用、在宅ワークなど、幅広い用途にも活用できるPCとなっている。
直販サイトの販売価格は、評価機と同じ標準構成で税別11万9800円だ。メモリを16GBに、PCI Express SSDを1TBに増やして見積もると同14万6200円になる。さらに、ゲームタイトルが増えることを見越して2TBのHDDや1TBのSATA SSDの追加しても、税込みで総額20万円以下に余裕をもって収まる。コストパフォーマンスは上々だろう。
外部GPUを搭載しない汎用(はんよう)PCからゲーミングPCにステップアップしたい人、ゲームもできる学習用や仕事用のPCが欲しい人、コストパフォーマンスの高いゲーミングPCが欲しい人などに、特にお勧めしたい製品だ。
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