フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が昨夜、メトロ・マニラを含む首都圏、および近隣の4州が、8月19日(水)から「修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(Modified Enhanced Community Quarantine:MECQ)」から「一般的なコミュニティ隔離措置(General Community Quarantine:GCQ)」へと緩和されることを正式に発表した。
新興感染症対策省庁間タスクフォース(IATF-EID)からの提言を基に下された今回の決定は、新型コロナウイルス感染拡大阻止において著しい改善が見られたというよりも経済を再始動させる意味合いが大きいと見られている。月曜、フィリピンでは3,314人の新規感染者が確認されており、全国の合計感染者数は16万4,474人にのぼっている。
新型コロナウイルス新規感染者数の急増によってフィリピンの医療システムがひっ迫する中、最前線で働く医療従事者からの要望で、政府は今月に入って首都圏の隔離措置を2番目に厳しいMECQへと強化した。
ドゥテルテ大統領は月曜、「国民の安全は保証したい。しかしながら、一部のセクター、特に中小零細企業はかろうじて生き延びている状態だ」と述べた。
ハリー・ローク大統領報道官は、「子供向けのエンターテイメントやミューズメントのような大人数の集まりを除いてほぼ全ての産業が再開する」と付け加えた。
マニラのカジノは一般向けには休業を続けるが、GCQ措置の下で以前に許可されたのと同じ「ドライラン(予行演習)」営業を再開する可能性が高い。
IAGが以前伝えた通り、エンターテインメント・シティにある4つのIR(シティー オブ ドリームス マニラ、オカダ・マニラ、リゾートワールド・マニラ、ソレア)の全てに、6月から招待客向けにゲーミングの小規模試験営業許可が与えられている。
シティー オブ ドリームス マニラは、20年4-6月期の決算発表の中で、これは「フィリピン政府が義務付けているソーシャルディス及び消毒手順に関する新ガイドラインを厳格に守り、人数を制限した状態で行うゲーミング及びホスピタリティ施設のドライラン(予行演習)/トライアルラン(試運転)だ。PAGCORから許可されたドライラン/トライアルランは、潜在的な運営上の全懸念に対処して、シティー オブ ドリームス マニラの継ぎ目ない営業再開を実現することが狙いだ」と述べていた。
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August 12, 2020 at 02:00PM
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ドゥテルテ大統領が首都圏を一般的なコミュニティ隔離措置に、マニラの制限が緩和 - IAG Japan
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