1ヶ月～3ヶ月といった短期間の出張などの際に便利な「マンスリーマンション」。
利用したいと思ったときに気になるのは「初期費用」についてですが、マンスリーマンションにかかる初期費用には、通常の賃貸物件とは異なる点があります。
そこで今回は、マンスリーマンションの利用を考えている人に向けて、契約時にかかる初期費用とその内訳、支払い方法についても紹介します。
マンスリーマンションとは
まずは、マンスリーマンションがどのような形態の物件なのか説明します。マンスリーマンションとは、1ヶ月から数ヶ月単位での利用を想定した短期賃貸マンションです。
家賃は、同条件の一般的な賃貸物件よりも高い場合が多いですが、ビジネスホテルなどに長期間滞在するよりも、総合的に見るとリーズナブルでしょう。
また、家具や家電など生活に必要なものが一式そろっているのもメリットのひとつで、入居後すぐの生活に困ることがありません。
マンスリーマンションの初期費用の内訳は？
マンスリーマンションの初期費用における最大の特徴は、通常の物件で必要となる敷金、礼金が不要な点です。また、仲介手数料も支払わなくていいことがほとんどです。
初期費用の内訳は物件によって異なりますが、おおよそ以下のようになっています。
賃料
マンスリーマンションの場合は、1ヶ月分の家賃になります。この賃料の中に、インターネット料金、水道光熱費、管理費などが含まれている物件もあります。
管理費
通常の賃貸物件と同じように、共有スペースや建物の維持費、修復費に充てられる費用です。入居者がよく使う設備では、エレベーターやゴミ捨て場などの維持管理費として使われていると考えてください。
LIFULL HOME’Sで東京都にあるマンスリーマンションを調査したところ、管理費の相場としては5,000～1万5,000円程度（2020年6月10日時点）ですが、中には管理費を取らないところもあります。
水道光熱費
マンスリーマンションでの水道光熱費は、基本的に定額制となっています。形態としては、賃料に含まれていたり、月額で決まっていたりします。入居日数に応じて一日単位で請求されることが多いでしょう。
マンスリーマンションの水道光熱費の相場は、1日当たり800円、月額で2万4,000円程度。ただし、定額制といっても、水道や電気などを使い過ぎると別途請求される可能性もあります。そのため、エアコンをよく使う真夏や真冬は要注意です。
また、入居人数と水道光熱費は比例するように設定されていることが多く、その場合は1室当たり1人増えるごとに料金がプラスされていきます。ただし、4歳以下の未就学児については、入居人数に換算されない場合もあります。
小さな子どもがいるファミリー世帯がマンスリーマンションを利用する際は、水道光熱費と入居人数の換算方法をポイントに物件を探すのもひとつの方法です。
退去後の清掃費
退去後に部屋を清掃（クリーニング）する際にかかる費用です。マンスリーマンションにおけるルームクリーニングの料金については、入居期間によって変わる場合と変わらない場合があります。
入居期間により料金が変わる場合は、1ヶ月以内、3ヶ月以内、7ヶ月以内、1年以内といった区切りで料金が設定されているのが一般的です。
また、入居人数が増えると汚れ方も変わってくることから、入居人数が増えるごとに料金がプラスされる可能性もあります。退去後の清掃費用についても、事前に確認しておと安心です。
その他
Wi-Fiルーターや食器、ドライヤー、寝具セットなど、実際に生活していくうえで必要となる細かな生活用品の貸し出しがオプションとなっているマンスリーマンションもあります。
また、保険金や鍵交換費用などが発生したり、解約金が必要だったりする物件もあるので、入居前にはしっかりと確認するようにしてください。
マンスリーマンションの初期費用の支払い方法
入居希望者が気軽に利用できるように、短期の利用ができるマンスリーマンションでは、入居審査が厳しくない場合がほとんどです。
そのため、料金の未払いといった金銭トラブル対策として、家賃を含む初期費用は基本的に一括前払いとなっています。数ヶ月という長さの滞在を考えている場合は、ある程度のまとまったお金が必要です。
マンスリーマンションの初期費用を支払うには、以下の複数の方法があります。
- 銀行振り込み
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- 運営会社へ来店し、現金またはクレジットカード払い
マンスリーマンションの運営会社によっては、利用できない支払い方法もあります。滞在期間が長ければその分初期費用も大きくなるので、支払い方法については最初に確認しておきましょう。
まとめ
出張や新居への引越し前など、空きがあれば必要なときにすぐ利用できるマンスリーマンションですが、初期費用については、通常の物件とは内訳や支払い方法が少し異なります。
家具や家電などが付いているため気軽に利用できるというメリットがある半面、金銭トラブルを防ぐために初期費用が一括前払い制となっている点は、マンスリーマンションならではの特徴といえるでしょう。
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July 16, 2020 at 08:23AM
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【ホームズ】マンスリーマンションの初期費用の内訳は？ 支払い方法もあわせて解説 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S（ライフルホームズ）
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