
13年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型の東海道新幹線「N700S」は現在の車両とどう違うのかまとめました。
外観

現在の「N700A」と比べると、一見、これまでと変わらない感じがしますが、先頭部分は若干、左右にエッジを立てた形状になっています。
「デュアルスプリームウィング形」という形状が採用されていて、これまでより騒音や空気抵抗を低減させているといいます。
また、ヘッドライトには東海道新幹線としては初めて、「LEDライト」が採用されています。
ちなみに「N700S」の「S」は「Supreme(最高の)」の頭文字からとったもので、車体の横には金色で「N700S」の文字や「S」をイメージした青色のラインが描かれています。
走行性能

営業最高速度は時速285キロと、これまでと変わりませんが、試験走行では時速360キロを超えるスピードを記録しています。
ブレーキシステムも改良され、地震発生時のブレーキ距離は「N700A」よりも5%短縮されました。
また、自然災害などで停電しても自力で走行できるバッテリーを搭載していて、停電でいったん止まっても避難しやすい場所まで簡単に移動することができます。
車内環境

これまで窓際の席にしか無かったコンセントが、すべての座席のひじ掛けに取り付けられたほか、リクライニング機能はより快適な座り心地を追求した結果、背もたれに連動して座面が数センチ沈み込むようになっています。
また、セキュリティー対策も強化され、防犯カメラは車両の両端だけだったのが天井部分にも設置され、1両当たり6台に増設されています。
東海道新幹線の歴史
東海道新幹線の歴史についてもまとめました。東海道新幹線が開業したのは1964年10月、前回の東京オリンピックが開催された年でした。
初代の「0系」

初代は先頭車両が「だんご鼻」でおなじみの「0系」で、当時の最高速度は時速210キロで、東京と新大阪を4時間で結んでいました。
2代目の「100系」

1985年には2代目の「100系」が登場し、その後、最高速度は時速220キロになりました。
劇的高速化 3代目の「300系」

東京ー新大阪間の所要時間が2時間30分と大幅に短縮されました。
「700系」登場

その後、1999年に「カモノハシ」の愛称で親しまれた「700系」が、2007年には5代目の「N700系」が登場しました。

新型車両「N700S」は、JR東海が2回目の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて開発してきたもので、7月1日にデビューします。
N700Sは何代目?500系は?
インターネット上ではこんな意見も見られました。そこで、JR東海の広報担当者に疑問をぶつけてみました。
広報担当者「東海道新幹線としては、『N700S』は6代目となります」
記者が想定していた数字と違っていたので、さらに詳しく聞いてみました。
すると、JR東海としては初代が0系、2代目が100系、3代目が300系、4代目が700系、5代目がN700Aタイプ、そして今回のN700Sを6代目とカウントしているということです。
あれ、でも500系はどうなるのか、それにN700A“タイプ”って何?
これについて、JR東海の担当者からは次のような回答がありました。

「500系についてはJR西日本が投入した車両なので、JR東海としては東海道新幹線にはカウントしていません」

では、今回のフルモデルチェンジとブラッシュアップは何が違うのか尋ねてみると。
広報担当者「大きなポイントは先頭車両の形状や駆動システムなど、基本的な設計や性能が進化しているかどうかです。JR東海としてはフルモデルチェンジした車両のみ、何代目としてカウントしています」
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June 13, 2020 at 03:05PM
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新型車両「N700S」 現在の車両との違いや歴史は - NHK NEWS WEB
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