車両は、鉄道車両メーカー「総合車両製作所」(横浜市)が手掛けたオリジナルの「SR1系」。車内には無線LANのWi―Fi(ワイファイ)、電源コンセントを備え、バリアフリーの洋式トイレや車いすスペースもある。
6両は、26日午後に新潟市の工場を電気機関車に引かれて出発。直江津駅(新潟県上越市)を経て、えちごトキめき鉄道、しなの鉄道北しなの線の線路を通って長野県内に入った。長野駅(長野市)などを経て27日午前0時半前、屋代駅に到着した。
未明にもかかわらず、駅周辺には10人ほどの愛好者の姿が。一目見ようと母親と駆け付けた上田市塩田中学校2年の安藤秀明さん(14)は「これまでの車両のデザインよりもおしゃれでかっこいい」と、タブレット端末で動画を撮影した。車両は試験運転などを経て営業運転に入る。
しなの鉄道では、現在運行する115系車両が老朽化。19〜26年度に国、県、沿線市町の補助を含めて約110億円を投じ、ライナー車両のほか、一般車両全46両も現在と同じ赤色を基調とした新型車両に更新する計画を立てている。ただ、同社は新型コロナウイルスの影響などで経営が圧迫され、導入規模縮小を検討する考えも示している。
(3月27日)
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March 27, 2020 at 01:08PM
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