登場からおよそ20年。
当初から、たびたび起こってきた「女性専用車両論争」。
実は今、利用したくないと思うという女性の声が上がり、新たな波紋を呼んでいる。
乗らない派・20代「ギュウギュウなのに、イラついた女の人がケンカしているのを見て、『触らないでよ! 押さないでよ!』みたいな感じ」
乗らない派・30代「女の人って本当に面倒くさい。“女の園”には近づかないようにしている」
街行く女性たちが口にするのは、女性専用車両への不満。
女性にとって、痴漢対策の強い味方のはずが、今、さまざまな理由で、専用車両“乗らない派”が増えているのだとか。
現在の女性専用車両が誕生したのは、2001年。
まず、京王電鉄の京王線やJR埼京線などで導入され、次第に全国へと拡大していった。
法的に定められた制度ではないが、初代・国土交通相を務めた扇千景さんも「SPさん置いてきた。乗ったらダメよって。だって女だけですもの」と話していた。
電車での痴漢対策として生まれた女性専用車両に、当時の利用者は「痴漢とか心配なので、ちょっとうれしい。安心して乗れますね」、「サラリーマンのおじさんが下半身をこすりつけてくるような人がいたので」、「女性専用車両があるなら、男性専用車両も作ってもいい」などと話していた。
女性客には好評だったが、男性客からは不公平の声も。
2018年には、女性専用車両に乗った男性が「男性が乗ってはいけないルールはない」と一点張り。
駅員「今の時間帯だけ女性専用車両」
男性客「知ってるし、任意でしょ? だから拒否してるの」
乗客「降りろ! 降りろ!」
乗客が「降りろコール」を始める騒動も。
導入から20年近くがたった今、新たな問題が起こっているもよう。
“女性専用車両に乗りたくない”。
乗りたくない理由「女性同士の争い」。
乗らない派・20代「(女性専用車両乗りますか?)もう乗らないかも」、「別に普通の電車に乗る」、「パックのジュース飲んでたら、怒られました」、「ハイヒールで足踏まれたり。キレられたりしましたね」
乗りたくない理由「におい問題」。
乗らない派・50代「わたしも化粧品のにおいがすごいから乗りません。香料がすごく充満していて、朝。とくに冬はすごいよ!」
強い香水をつけた女性が、車両という狭い空間に乗り合わせることで、何種類もの香水のにおいが混ざっているという。
乗らない派・20代「香水のにおいが結構キツい方がいらっしゃるんで、それでちょっと気持ち悪くなったりしました」
さらに、乗りたくない理由「スペースの奪い合い」。
混雑した車内で、女性同士の場所の取り合いを不快に感じる人も。
ついグイグイいってしまうという方に話を聞いた。
乗る派・30代「一番後ろに乗るんですけど、いち早く走って自分の定位置へ。この場所にいないと降りられないのがわかっているから、“空いた”と、そこへ行って、(カバンを)肩にかけている人がいると“置けよ!”と思う。たぶん女性専用車両だからこそ、女子感出ちゃう」
女性の深層心理にくわしいカウンセラーの小高千枝さんは、「特別な空間なので、男性の目線がないということも大きなキーワードになってくる。女性同士、いい意味で親近感がわいてきてしまいますので、心の距離が近くなると、逆に嫉妬心だったり、普段は気に入らないことが、イラ立ちとかも出てきてしまうんですね。例えば、女性同士認め合うことができたら、自分が上に立てたという意識が出てくる。それは、女子高といまだに変わらないところ」と話した。
女性たちによる、女性専用車両への不満。
そもそもの導入理由が「痴漢対策」であることに、利用者も立ち返る時期なのかもしれない。
"車両" - Google ニュース
January 09, 2020 at 04:30PM
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