3日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比347円69銭(1.27%)高の2万7761円57銭で�終えた。前日の米株式相場の上昇を受けて、グロース(成長)株を中心に買いが入った。4月5日以来およそ2カ月ぶりの高値水準だが、米雇用統計の公表を前に買い一巡後は利益確定売りや戻り待ちの売りも出た。
米民間雇用サービス会社ADPが2日発表した5月の全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回った。米国の金融引き締め積極化への警戒感がやや和らいで、米株式市場では主要指数が上昇。東京市場でも投資家心理の支えになった。
米金利の先高観の後退を受けたグロース(成長)株など、値がさ株の一角が指数を押し上げ、物色は広がりを欠いた。5月の既存店売上高が好調だったファストリ、東エレクとソフトバンクグループ(SBG)の3銘柄で日経平均を200円程度押し上げた。
自動車や保険など下げが目立つ業種も多く、市場では世界的なインフレや景気減速の警戒感は根強いとの声があった。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの主要産油国でつくる「OPECプラス」が原油の追加増産で合意したにもかかわらず、原油価格の上昇が続いているのも重荷だ。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発し、終値は前日比6.75ポイント(0.35%)高の1933.14だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6793億円。売買高は11億828万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は995、値下がりは774、変わらずは68だった。
ZHDやエムスリー、リクルートが上昇した。大平金や住友鉱、DOWAも買われた。半面、東京海上やT&Dが安い。トヨタやデンソーも下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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