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【ホームズ】マイホームの購入に頭金はどのくらい必要? 頭金の目安と決め方のポイント | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

マイホームの購入を考えるとき、資金がどの程度必要なのか気になる人は多いのではないでしょうか。

特に、住宅ローンを無理なく返していくためには、購入資金に関する正しい知識を押さえておくことが重要です。

今回は、頭金の目安や決め方のポイント、返済額に与える影響について解説していきます。

頭金

頭金とは、住宅ローンを組んで住宅を購入する際に、ローンの借り入れ以外の方法で支払うお金を指します。

住宅ローンの借入金額を減らしたり、審査の条件を満たしたりする目的で、貯金や親からの援助などによって用立てるのが一般的です。

ここでは、頭金の意味を正しく理解するために、手付金との違いや支払うタイミングについて見ていきましょう。

頭金と似たような性質を持つものに手付金があります。手付金は売買契約を行う際に、契約をより確かなものにする役割で、買主から売主に支払われるものです。

民法557条では、契約内容に着手するまでは、買主が手付金を手放すことで解除することができると定められています。

一方で売主はその倍の金額を支払うことで契約の解除が可能となると定められているため、売主側の損害を防ぐ効果があります。一方で、頭金にはそのような役割はありません。

そして、契約が無事に結ばれると、手付金はそのまま購入費用にあてられます。たとえば、3,000万円の物件を購入するために300万円の手付金を支払った場合には、そのまま300万円を頭金として扱うことができるのです。

物件を購入する際には、申し込みを行ってから契約を結び、物件の引き渡しとともに住宅ローンの融資が実行されるのが一般的な流れです。頭金を支払うのは、このうち契約から引き渡しまでのタイミングとなります。

実際に入金を行うタイミングは担当者や仲介会社との相談によって決められるものの、もっとも遅いタイミングでも、物件の引き渡しが行われる日には支払う必要があります。

頭金をいくら払っている

頭金は特に上限や下限が決められているわけではないため、家の購入の際には迷いやすいポイントの1つだといえます。平均的に頭金がどのくらい用意されているのか、データを基に詳しく見ていきましょう。

住宅金融支援機構が行った2018年度フラット35利用者調査によれば、全国平均で見た頭金(手持ち金)と融資金の割合は次の表のとおりです。

手持ち金(万円)

融資金(万円)

その他の資金※(万円)

注文住宅

636.5(18.7%)

2,677.4(78.9%)

81.3(2.4%)

土地付注文住宅

447(10.9%)

3,496.8(85.0%)

168.8(4.1%)

建売住宅

293.2(8.5%)

2,944.5(85.5%)

204.5(5.9%)

マンション

714.1(16.1%)

3,544.1(79.9%)

179(4.0%)

中古一戸建て

203(8.2%)

2,132.1(86.2%)

138.1(5.6%)

中古マンション

310.5(10.4%)

2,522.5(84.6%)

149.4(5.0%)

2018年度フラット35利用者調査(融資区分別)による

※勤務先や親・知人などからの借入金を含む

取得した住宅の種類によって多少の違いはあるものの、頭金は1~2割程度用意されているケースが多いことが分かります。

頭金が1~2割程度の金額になりやすい背景には、住宅ローンのシステムが大きく関係しています。たとえば、フラット35は融資率によって異なる金利が適用される仕組みです。

2020年7月時点の金利水準では、借入期間が21年~35年の場合、融資率が9割以下で年利1.300~2.060%、9割超で年利1.560~2.320%とされています。

融資率によって金利に開きが生まれるため、低い金利設定のほうに頭金の目安を合わせるケースが多いのです。

頭金ゼロ

住宅の購入において、頭金は必ずしも支払わなければならないお金ではありません。金融機関によっては、融資率が100%でも審査を通してくれる場合があり、頭金ゼロでも住宅ローンを組むことは可能です。

しかし、頭金を用意しないことで生まれるリスクもあるため、事前に注意点を理解しておくことが大切となります。頭金を支払わない場合の注意点と頭金のメリットについて見ていきましょう。

頭金を用意せずに住宅ローンを借りると、借入金が増えるために将来的な支払いの負担が高まってしまいます。そのため、借入金額や融資率による金利の変化を正確に把握したうえで、慎重に検討することが大切です。

また、将来的に住宅を売却する可能性がある場合にも注意が必要となります。住宅ローンを組んで購入する物件には、金融機関が抵当権を設定するため、完済した後でなければ自由に売ることはできません。

さらに、ローンが返済できなくなった場合には、金融機関がその物件を売却して返済金にあてることとなります。このとき、売却価格よりもローン残高のほうが大きければ、不足分を補うためにまとまった出費が必要となってしまうのです。

頭金を用意するもっとも大きなメリットは、借入金額を抑えられることです。それによって、金利の負担も少なくなるため、利息を含めた総支払額を大幅に縮小することができます。

また、住宅ローンの審査が通りやすくなる点もメリットの1つです。金融機関の審査にはさまざまな条件があり、あらかじめ頭金を入れておくことが有利に働く場合も少なくありません。

家計を把握すること

どのくらいの頭金を用意しておくかは、家庭の事情によって異なります。ここでは、頭金を決めるうえで目を向けるべきポイントを解説していきます。

漠然と頭金の目標を定める前に、まずは家計の毎月の収支を正しく把握しておくことが基本となります。

無理のない範囲で積み立てられる金額を設定し、どのくらいの期間をかけて頭金を用意していくのかを決めたうえで、最終的な目標額を明らかにすることが重要です。

また、住宅ローンの融資が実行されてからは、毎月安定した支払いを続けていく必要があります。そのため、家計から支払える限度額を割り出したうえで、住宅の購入予算と借入限度額を明確にしておくことが大切です。

頭金を決めるうえでは、手元に残しておく金額にも注意を払う必要があります。日々の生活を送るうえで、まったく余剰資金がなければ、急な出費が続いたり、収入が減少した際にローンの支払いが滞ってしまう可能性も高まるのです。

また、住宅の購入には、不動産会社への仲介手数料や印紙税、登記費用や保険の料金など、購入代金以外の諸費用も必要となります。そのため、必要な費用を賄うためには、ある程度の余力を残しておくことが大切です。

返済額のシミュレーション

購入資金を準備するうえでは、実際の返済額を想定しながら必要な頭金を計算することが大切です。頭金の有無によって、返済額がどのように変化するのか説明します。

35年返済で金利が1.3%のローンを組んで、3,500万円の住宅を購入した場合、頭金の有無によって最終的な総支払額がどのように変化するのか、LIFULL HOME’Sの「住宅ローンシミュレーション」を使って見てみましょう。

頭金

借入金額

総支払金額※

毎月の返済額

頭金なし

0円

3,500万円

4,358万2,881円

10万3,769円

頭金1割

350万円

3,150万円

4,272万4,593円

9万3,392円

頭金2割

700万円

2,800万円

4,186万6,305円

8万3,015円

※総支払金額には頭金も含む

上の表の場合、頭金なしと2割用意した場合では、総支払金額に170万円ほどの開きが生まれます。

また、フラット35のように、ローンの種類によっては借入率で金利が大きく変化することもあるのです。そのため、金利や毎月の返済額をシミュレーションしたうえで、必要な頭金を判断することが大切です。

・頭金は住宅購入代金からローンで支払うお金を引いた自己資金のことを指す

・ローンの金利などの影響から、頭金は1~2割の範囲で用意されることが多い

・頭金を用意することで総支払金額を抑えられるうえ、ローンの審査が通りやすくなる

・頭金を用意しない場合は将来の支払いや返済が滞ったときのリスクに目を向ける必要がある

・頭金を決めるうえでは、手元にお金を残しておくことも重要

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September 04, 2020 at 04:30PM
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