「仮住まいを探している」「長期の出張が決まった」といった場合に利用されるマンスリーマンション。短期間の契約が可能なため、年単位で住む予定がないときに便利です。
短期間の利用ができること以外にも、マンスリーマンションには一般的な賃貸物件とは異なる特徴がたくさんあります。
今回はそんなマンスリーマンションについて、その特徴や仕組み、メリット・デメリットを詳しく解説します。
マンスリーマンションとは
マンスリーマンションとは、1ヶ月単位から入居の契約を結べるマンションやアパートのことをいいます。
一般的な賃貸物件では、2年契約を基本とする賃貸借契約を結ぶことになりますが、マンスリーマンションでは、最短1ヶ月という短期契約を交わすことができます。
また、敷金と礼金が不要であること、家具や家電が備えられている物件が多いことも大きな特徴です。引越しの初期費用を大幅に抑えられ、家具を買ったり運び入れたりすることなく、入居した瞬間から暮らし始めることができます。
こういった特徴から、マンスリーマンションは賃貸物件とホテルの中間のような存在といえるでしょう。
同じタイプの物件にウィークリーマンションがありますが、こちらは1週間単位というさらに短い期間から契約を結べる物件です。どちらかを迷った場合は、期間によって選ぶといいでしょう。
マンスリーマンションはどんな人に向いている?
マンスリーマンションは短期の契約が可能なことから、仮住まいを探している人に向いています。
たとえば、家の建替えやリフォームが終わるまでのつなぎとして、また1ヶ月や数ヶ月程度の出張が決まったときなどに利用するケースです。
また、引越しの度に荷物の搬送をせずに済むため、転勤が多い人にも向いているでしょう。
マンスリーマンションのメリット
マンスリーマンションに住んだ際のメリットを、5つの項目に分けて詳しく紹介します。
家具・家電が備えられている
マンスリーマンションには、ベッドやソファ、照明、カーテン、テーブル、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジといった家具・家電が備えられていることが一般的です。
生活に必要な設備がすでに整っているため、新しく家具を新調する手間や費用がかからないうえ、前の家で使っていた家電のサイズが合わず使えなかった、という問題も起こりません。
ただし、物件により備え付けの家具・家電の種類は異なるため、事前にホームページなどで確認することをおすすめします。
また、足りない家具・家電がある場合は、追加料金を払うことでレンタル可能なケースもあるため、サービス内容も併せてチェックしましょう。
ライフラインの手続きをする必要がない
通常、新居に引越した際には、電気や水道を利用するための手続きをしたり、ガス会社からのガス漏れ調査を受けたりしなければなりません。
しかし、マンスリーマンションの場合は、水道、ガス、電気といったライフラインはすでに開通しており、インターネットも完備されている物件も増えてきているため、自分で諸々の手続きをする必要がありません。
ちなみに、定額で利用できるプランが現在の主流です。住まいにかかる出費をあらかじめ把握できる点も魅力でしょう。
初期費用が安い
通常の賃貸物件では、敷金・礼金、仲介手数料、火災保険加入料などが初期費用としてかかります。
一方、マンスリーマンションにはこのような取り決めがなく、請求される料金は家賃、共用部分の管理費、水道光熱費、退去時の清掃費に限られる場合が多いようです。
ただし、物件によって初期費用の項目は異なります。それぞれの会社の規約や契約内容を事前に確認しましょう。
保証人や保証会社が不要
一般的な賃貸借契約では、家賃未払いなどのトラブルに備え、保証人を付けるか、保証会社の利用を求められることが多いですが、マンスリーマンションではそういったことがありません。
マンスリーマンションは、原則として1ヶ月分の家賃を前払いする仕組みとなっているため、契約が満了したら退去することが前提となります。そのため、保証人や保証会社を付ける必要がないのです。
家賃や初期費用さえ前払いできればすぐに入居できるため、急いで部屋を探さなければならない人にとってはメリットが大きいでしょう。
ホテルに長期滞在するよりも安い
ホテルとの共通点が多いマンスリーマンションですが、ホテルに長期滞在するとかなりの費用がかかります。
都内で平均的なグレードのビジネスホテルの料金を一泊6,000円程度だと想定した場合、1ヶ月間滞在すると料金は約18万円になります。
マンスリーマンションも立地や設備、広さにより家賃は異なりますが、1ヶ月18万円以下の物件を探すことは十分に可能です。そのため、ホテルよりもリーズナブルに利用できるといえます。
マンスリーマンションのデメリット
短期滞在においてメリットが多いマンスリーマンションですが、一方でデメリットもないわけではありません。契約後に後悔しないよう、注意すべきことを4つの項目に分けてお伝えします。
通常の賃貸よりも家賃が割高である
LIFULL HOME’Sの物件検索で、新宿区にある同条件のマンスリーマンションと賃貸マンションの家賃を調査してみました。
物件条件 |
家賃(月額) |
|
マンスリーマンション (全21件) |
賃貸マンション (全844件) |
|
・新宿区、駅徒歩10分以内、 築10年以内、間取り1K、専有面積25 m2~30m2、バス・トイレ別 |
12万円~24万8,010円 |
7万7,000円~14万5,000円 |
LIFULL HOME’S調べ(2020年7月2日時点)
1ヶ月の賃料を最安値と最高値で比較すると、マンスリーマンションは賃貸マンションの1.5~2倍近く高いという結果に。
もちろん、エリアや設備などの細かい条件によっても異なりますが、一般的な賃貸マンションと比較すると、マンスリーマンションのほうが家賃は割高になります。
家具・家電が使えること、光熱費が定額であることなどを鑑みて判断しましょう。
家賃は一括前払いであることが多い
敷金や礼金といった初期費用がかからない点をメリットとして取り上げましたが、家賃は一括前払いでの支払いを求められることがほとんどです。
一般的な賃貸借契約ほどの金額は不要ですが、十万円単位のお金を契約前に用意する必要があるでしょう。
インテリアを変更することができない
マンスリーマンションは内装を含めたすべてが借り物になるため、インテリアや家具・家電を勝手に変更したり、買替えたりすることはできません。
どうしても変更したい場合は運営会社への確認が必要となり、認められないケースがあることも理解しておきましょう。
入居中で内見できないことが多い
マンスリーマンションは一般的な賃貸物件よりもタイトなスケジュールで入居者が入れ替わるため、内見のタイミングをつかみにくいという特徴があります。
内見したくても、前の契約者がまだ住んでいるので内見できない、といったケースも多いでしょう。
通常の物件探しと同じようには内見ができないので、イメージどおりの物件に住めるかどうかは分からない部分もあります。
ただし、空室の状態であれば問題なく内見に応じてもらえるため、気になった物件が見つかったら早めに問合せましょう。
まとめ
家具や家電が備えられ、敷金や礼金といった初期費用や保証人が不要で入居でき、ライフラインの手続きの手間を省けるマンスリーマンションは、部屋探しに時間をかけられない人にとってとても便利なシステムといえるでしょう。
一方で、通常の賃貸物件と比較すると家賃が高くなりやすく、家賃は一括前払いでの支払いが必要といったデメリットもあります。
マンスリーマンションを検討するときは、メリットとデメリットを考慮し、予算やライフスタイルを見通したうえで判断するようにしましょう。
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August 05, 2020 at 01:01PM
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