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声優・ストリーマーの上原あかりさん、私物ゲーム実況PCのビデオカードを自ら交換する - AKIBA PC Hotline!

ゲーム実況配信をもっと美しく、プレイを快適にしたい!
上原あかりさんがビデオカード交換に挑戦

 PCゲームを楽しんでいる人なら、“実況配信に挑戦してみたい”という思いが一度は頭をよぎったことがあるのでは。プロゲーマーやストリーマーのようにゲームの腕前や話術で視聴者を魅了してみたい、そこまでいかなくても仲間内でゲームのプレイ動画を配信して盛り上がりたいという人もいるだろう。最近では配信サービスも配信アプリも進化しており、ライブ実況自体は簡単にできてしまう。

 実況自体は簡単にできるようになったとはいえ、視聴者を引き付けるためにPCゲームを美しい画面、しかもなめらかな動きで配信しようとするとハードルが上がる。高い性能を持つPCが必要なのだ。ハイスペックのゲーミングPCに買い換えればよい話だが、かなりのお金がかかってしまう。

 その問題を一気に解決してくれるのが“ビデオカードの換装”だ。ビデオカードはゲームのグラフィックスを描画するパーツ。これを最新のものに換装するだけでゲームのフレームレート(1秒間に描画できる回数)が上がり、画質もより高いものに設定できる。つまり、より美しくなめらかな配信が可能になるということだ。

ゲームを美しい画質と高いフレームレートでプレイするには高性能なPCが必要。
(C)2019 PUBG Corporation, All Rights Reserved.

 PCケースを開けてビデオカードを交換するのは難しそう……と思うかもしれないが、手順を知ってしまえば案外簡単だ。今回は実際にゲームの実況配信を行なっている声優の上原あかりさんに、普段ゲームのプレイや配信に利用しているPCのビデオカード換装にチャレンジしていただき、その効果のほどを聞いてみることにした。

上原あかりさんに私物PCのビデオカード換装に挑戦してもらった。失敗したらゲームプレイも配信もできなくなるのによくぞ挑戦してくださった!……というほどのハイリスクな作業ではないので上原さんファンのみなさんは怒らないでください。

上原さん、パーツ選びも実況もハンパじゃないっす!

 上原あかりさんと言えば、「けものフレンズ」のワシミミズク(ミミちゃん助手)役や「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」のネフレン・ルク・インサニア役で知られているが、ゲーム配信も本格派。スマホ向けのPUBG MOBILEをプレイして、Steam版のPUBGにも興味を持ち、パーツショップのPCの組み立てサービスを利用し、店員と相談しながら性能にも見た目にもこだわって注文したと言う。

 実際にPCはCPUがCore i7-8700、ビデオカードがGeForce GTX 1070 Tiという2018年のハイスペック仕様。PCケースは左側面が透明ガラスで、CPUクーラーと前面の3連ファンはRGB LED内蔵タイプとドレスアップもバッチリと、これぞゲーミングPCというもの。撮影に参加した筆者以外のスタッフも、ゴリゴリの自作PC派なのだがこの時点で「ただ者じゃない。よく分かっている人だ」という空気になったのである。

 PCゲームは主にPUBGを楽しんでいるとのこと。配信アプリはOBS Studio、配信サービスにはYouTubeを使用していると言う。アプリの設定や配信方法はネットで調べ、すべて自分で行なっているとのことだ。ビデオカードの換装前に、普段の環境における性能測定も兼ねて配信しながらPUBGをプレイしてもらったが、上原さんは「Steam版は久しぶりなのでリハビリを兼ねてのプレイ」と軽い感じだったが、そのプレイに撮影に参加したスタッフは思わずうなってしまった。

まずはいつも使っているPC環境でPUBGをプレイしてもらった。マウスやキーボード、ヘッドセットにもこだわっているという

 マップ全体の地形を把握し、建物内の他プレイヤーが隠れていそうなポイントを建物外から見える位置を分かっていたり、アイテムを入手してメニューを開いて取捨選択するスピードも早かったり。筆者もPUBGをプレイしているが、腕前は上原さんのほうがはっきりと上だった。筆者は40代のオッサンでAIMのスピードも悲しいほど遅いので比べるまでもないが。

 PCパーツの交換は前から興味があったそうだ。組み立てサービス利用時も自分でパーツの組み込みをやってみたかったそうだが、店員に止められて断念したと言う。今後は自分の手でPCの組み立てに挑戦したり、自分が声を担当しているキャラクターのフィギュアをPCケース内部に入れてライトアップしてみたいとのこと。

 なお、ビデオカード換装前のPUBGプレイのフレームレートを測定した。PCのスペックがそれなりに高いこともあり、解像度がフルHD、画質設定が最高の「ウルトラ」に設定しても、平均109.0fpsとかなり高い(平均60fpsが快適なプレイの目安)。しかし、今回の狙いはその上。144Hzの高速描画が可能なゲーミング液晶でプレイしてもらっている。実況プレイ時にプレイヤー環境がより滑らかに動作するようにすることで、好成績を狙えるようにしたいわけだ。さて、144Hzの高速描画を体感するには、144fps以上のフレームレートが必要だ。今一歩性能が足りないという状況から、ビデオカード換装でどこまで変わるのか注目していただきたい。

上原さんが愛用PCでPUBGをプレイしている様子。平均フレームレートは109.0fps程度だった。流行の144Hz液晶をフル活用してもっといい成績を出してほしい!(筆者の願望)
(C)2019 PUBG Corporation, All Rights Reserved.

上原さん、換装は難しかったですか?
換装効果はいかがですか?

新しいビデオカードを搭載した環境でPUBGをプレイする上原さん。

 実際プレイした上原さんに換装前との違いを聞いてみると、「スコープを覗いたときの画面の切り換えがスムーズになったり、敵が乗っている車の動きがなめらかになって狙いやすくなったように感じた」とのこと。確かな効果を体感したようだ。今後はDead by Daylightなど別のゲームもプレイしたいということなので、GeForce RTX 2080 SUPER VENTUS XS OCでさまざまなゲームの配信を楽しめる日も近いかもしれない。

 換装作業については「最初難しそうに感じたが、手順が分かれば簡単だった」とのこと。PC自作の経験も、パーツ交換経験もない上原さんだったが、筆者が手順を上原さんに説明すると、内容をしっかり理解した上で迷うことなく、しかもあぶなげなく作業をこなしてしまった。換装手順はPCごとに微妙に異なるが、さまざまなPCでのビデオカード換装手順(今回とは別のビデオカード)をこちらの記事で紹介しているので合わせて参考にしてほしい。ビデオカードの換装は、ゲーム実況だけではなく、当然ながら単純にゲームをプレイする上で性能不足を感じたときの解消方法としても最適。2020年のゲームライフを快適にするためにも、ビデオカード換装を検討してみてはどうだろうか。

今回ビデオカードを換装したPCで上原あかりさんが実況配信!その効果を見届けろ!!

 1月17日(金)20時より、MSI GeForce RTX 2080 SUPER VENTUS XS OCに換装したPCで上原あかりさんがゲーム実況を行います。高画質で滑らかに動く映像と、上原さんの華麗なプレイ実況をお楽しみください。

【【PUBG】声優のゲーム実況【上原あかり】】

[制作協力:MSI]

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January 13, 2020 at 10:00PM
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