17日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前引けは前日比572円70銭(2.17%)安の2万5858円50銭だった。前日の欧米株式相場が大幅に下落しており、東京市場でも運用リスクを回避する売りが強まった。下げ幅は一時700円を超え、ほぼ全面安の展開となった。
米連邦準備理事会(FRB)が15日に大幅な利上げを決めたのに続き、16日にはスイス国立銀行(中央銀行)や英イングランド銀行(同)が相次いで利上げを発表した。特にスイス国立銀行は市場予想に反しての15年ぶりの利上げで、世界的な金融引き締めが景気後退を招くとの懸念が改めて市場で強まり、株売りを促した。
米ダウ工業株30種平均が16日に3万ドルの大台を割り込んで、2020年12月以来の安値を付けたのも投資家心理を冷やした。東京市場では朝方から自動車や鉄鋼、機械といった景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが出て、日経平均は心理的な節目の2万6000円をあっさり下回った。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。午前終値は前日比37.87ポイント(2.03%)安の1829.94で、下落率は日銀が株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いに動く基準とされる2%を上回った。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆6071億円、売買高は7億1001万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1572と、全体の8割を超えた。値上がりは216銘柄、変わらずは50銘柄だった。
東エレクやアドテストが大幅安。日産自や三菱自、コマツやクボタも売られた。半面、京王や小田急、サッポロHDや明治HDが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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