デジタル化しにくいモノをデジタルに!
プリンストンのUSBドキュメントカメラ「PDP-U8MA」は、ちょっと見たところはデスクライトのような外観をしている。サイズは幅90×奥行243×高さ78mm、重さ約630g。
初見のとき、筆者は書画カメラ系のドキュメントスキャナーなのか? と思った。一般的な紙の書類のようにフラットベッドやシートフィーダーで読み込んで処理できない、製本されたままの雑誌や書籍などをその真上からスキャンしてデジタルデータ化するのが、書画カメラ型のドキュメントスキャナーだ。
実際のところこの「PDP-U8MA」でも、ドキュメントカメラという名の通り、本や文書の撮影も可能だ。さらに、もっと立体的な対象物、たとえば先ほど例に挙げたような実験機材の静止画・動画を撮影することも可能なので、「ドキュメントカメラ+アルファ」といった製品として捉えることができるだろう。
もちろん、オンライン会議でのWebカメラとしても有用だ。USBビデオクラス(UVC)に準拠したドライバーレス仕様なので、Windows/Mac問わず接続するだけで各種オンライン会議システムに認識され、即座に利用できる。
では外観を見ていこう。デスクライトだと光源の位置にカメラと白色LED、そしてマイクが搭載されている。対象物を明るく照らしながら、最大で368×276mmの範囲を撮影できる仕様。15~16インチのノートパソコンのフットプリント相当だと思ってほしい。なおイメージセンサーはSONY製CMOSイメージセンサーを採用し、その解像度は約800万画と高画質だ。
また「PDP-U8MA」には、専用ソフト「EzDoQPro」が付属する。これを使用するパソコン(Mac OS版もあり)にインストールすることで、最短撮影距離10cm、オートフォーカス、そして最大8倍までのデジタルズームを利用した静止画の撮影と動画の録画、さらにエフェクト加工までもが可能になる。パソコンに保存した静止画と動画の再生も可能だ。

EzDoQProの画面。基本的にアイコンをクリックして操作する。なおここでは「PDP-U8MA」付属のマニュアルを映しているが、画面内にA4サイズのマニュアルの半分が表示されている。文字も問題なく読めるはずだ
加えて、付属する「顕微鏡アダプター」を取り付ければ、「PDP-U8MA」が直接顕微鏡をのぞき込むような形になり、プレパラート上の微細な物体も撮影できる。理科実験には最適の仕様と言ってよいだろう。
オンライン会議とリアル会場へ同時プレゼンしなくてはならないこともある。そんなときは「PDP-U8MA」をUSB経由でパソコンに接続し、パソコンをHDMIケーブルで会場にあるプロジェクターや大型ディスプレーに接続すれば、「PDP-U8MA」で撮影した画像をWeb会議システムで配信しながら、会場にいる参加者たちにも見せられる。
なお前述した通り、「PDP-U8MA」にはマイクも内蔵されている。実験内容を解説しながら器具をアップで録画し、授業中に教材として生徒に見せるというような使い方もできる。また、オンライン会議で新製品をお披露目しているとしたら、製品の特長的な箇所にズームして解説する、といったことだって可能だ。
もちろん、デジタル化できない貴重本などをその場で広げて映すような、即興的な使い方をしても構わないだろう。
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September 11, 2020 at 09:00AM
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