日本の地下鉄は札幌から福岡まで公営・民営・第三セクターと存在します。そのほとんどが地面の下を走るので上空からは写せませんが、車両基地は地上にあることが多く、いくつか撮ってきました。今回は各都市で出会った基地を紹介します。
空撮が困難な地下鉄でも車両基地なら…
日本の地下鉄は、公営・民営・第三セクターがあり、集電方法は第三軌条方式、架空電車線方式。軌条は一般的な鉄軌条、ゴムタイヤ式、鉄輪式リニアモーター駆動と、バリエーションがあります。いくつかの都市では、複数の事業会社が乗り入れる路線もあり、複雑な運行もされています。中には京都市営地下鉄東西線のように、地下区間から地上に出ると路面区間を走るというユニークな路線も…。
地下鉄は鉄道空撮が困難です。地上区間はいつものように撮れますが、何せ地下区間はどうやって空撮しても、地面を写すばかりですから(笑)。概況説明のように「この道路の下を走っています」と、街と道路を空撮して誌面に紹介したことはありますが、鉄道を空撮するというより、街を撮っていると言ったほうがしっくりしました。
そんな空撮が困難な地下鉄でも、車両基地は地上に存在することが多いです。いままで撮ってきたのは、札幌市営地下鉄、仙台市地下鉄、東京メトロ、都営地下鉄、りんかい線(と言っても、広義的な地下鉄であり、東京貨物ターミナル駅を撮ったついでですが……)、横浜市営地下鉄、大阪メトロです。それぞれの車両基地のうち、いくつか特徴的な基地をチョイスしてご紹介します。
まずは北限の地下鉄、札幌市営地下鉄です。すべての路線がゴムタイヤ式で、地上区間は積雪から守るためシールド(シェルター)で覆われる構造です。地上区間はパイプ状の高架橋のため、走行シーンを空撮することはできません。さらに地上にある車両基地も、完全密閉された建屋に覆われています。南北線真駒内駅(札幌市南区)と自衛隊前駅(同)至近にある南車両基地を空撮してみましたが、長細い工場のような建屋のため、車庫を撮っている感覚が一切しません。どう撮っても車両が見えずお手上げです。逆に言うと、この密閉された感が、厳しい寒さの雪国の地下鉄なのだなぁと実感しました。
残り1363文字
この続きは有料会員登録をすると読むことができます。
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。
"車両" - Google ニュース
July 25, 2020 at 04:30PM
https://ift.tt/2OUCT9Z
【空から撮った鉄道】地上に現れる地下鉄の車両基地 これまで出会った特徴的な基地を北から - 乗りものニュース
"車両" - Google ニュース
https://ift.tt/2Zi3y55
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "【空から撮った鉄道】地上に現れる地下鉄の車両基地 これまで出会った特徴的な基地を北から - 乗りものニュース"
Post a Comment