まるで映画のワンシーンのような風景。
日本でいう「会釈」のように、「キス」と「握手」は、ヨーロッパにおいて老若男女問わず、ごく一般的なあいさつ。
ところが、ドイツで開かれた会議では。
メルケル首相が会場に入り大臣に近づき握手を求めたが、相手は手を引き、拒否。
こうした日常的な接触を控えようとしているのが、感染者400人以上死者が7人に増えた、フランス。
爆発的な感染拡大を防ぐため、政府が、握手やキスなどのあいさつを控えるよう呼びかける事態に発展している。
そこで、出会いと別れの場所空港をのぞいてみると、出迎えのキスをしている人が。
しかし、多くの搭乗客は「用心はすると思う。以前のように(頬へのキス)はしない」、「距離とってあいさつする。手を振るだけ、それで終わり」などと話していた。
今度は街中で、パリの人々をウオッチング。
すると、握手や頬へのキスを避け、話を始めている人が。
パリ市民「(握手もキスもできないなら)口頭で『ボンジュール』と言えばいい、それがとてもいいと思う」、「基本的なことに気をつけて、落ち着いて自分の道を選べばいい」
一方で、わかってはいてもついついという人たちも。
パリ市民「習慣だから、頬へのキスをしないであいさつするのは難しい」
また、あるマダム2人は、頬にキスをしているようにも見えたが。
パリ市民「本当にキスしてないわよ、5cmは離したわ」、「あいさつするときは頬へのキスよ、フランスでは頬へのキスよ」
こうした中、フランスメディアは、こぞって握手やキスに代わるあいさつを提案。
地元ラジオ局のウェブサイトには、それらがまとめて載せられていた。
タイトルは、ずばり「握手とキスなしであいさつする10の方法」。
そこには、ひじとひじをつけ合うあいさつや…。
タイやインドなど、アジア圏で見られる合掌をしてお辞儀するスタイル。
さらに、アメリカの人気ドラマ「スター・トレック」に登場する、特徴的なあいさつも紹介されている。
これには、先ほどのマダムも「(頬へのキスができないなら)こうやって『元気?』ってする? 」と、靴をつけ合っていた。
世界各国に平和のあいさつが戻る日は、いつになるのだろうか。
"一般的な" - Google ニュース
March 06, 2020 at 05:06PM
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世界のあいさつが激変する キス・ハグ...よそよそしく? - www.fnn.jp
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