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3月14日デビュー!レギュラー車両でも後ろを気にせずリクライニングできる、近鉄特急車両「ひのとり」の豪華さにビックリ - @DIME

この春は各鉄道会社で新型車両や新駅、新ダイヤなど話題が豊富。そんな中、近畿日本鉄道では大阪と名古屋を結ぶ特急列車にこれまでのビジネス特急とは一線を画す、究極の特急車両が登場する。近鉄が全力をかけて開発した新型名阪特急、「ひのとり」がいよいよ2020年3月14日デビューする。

近鉄特急の魅力って?

 名古屋、京都、大阪エリアから伊勢志摩、奈良エリアを結んでいる近鉄。その中でも大阪難波〜近鉄名古屋を結ぶ名阪間の輸送を担う「名阪特急」は近鉄の顔ともいえるフラッグシップの特急だ。現在も特急「アーバンライナー」が同区間を速達タイプの列車として約2時間10分ほどで結んでいる。

 大阪と名古屋の間を移動しようと考えた時、おそらく一番に思い浮かぶのは東海道新幹線、という人が多いと思うが、実は近鉄特急もとっても魅力的な存在だ。速達性こそ新幹線に敵わないが、乗車券+特急券で4340円と東海道新幹線のぞみ指定席利用時の6480円よりもだいぶリーズナブル。また、ワンクラス上の「デラックスシート」を利用してもプラス520円という価格設定に加え、大阪の中心地である難波に直接アクセスできる利便性から、あえて近鉄をチョイスするユーザーも多い。

現在の名阪間輸送の主役「アーバンライナーnext」

「ひのとり」デビュー!

 そんな名阪間により魅力的な車両がこの3月から投入される。それが今回ご紹介する「ひのとり」だ。「ひのとり」は現在の「アーバンライナー」と同じく、大阪難波〜近鉄名古屋の特急列車に運用され、3月14日デビュー時点ではこの区間を1日6本ずつの運転が予定されている。

 車両コンセプトは「くつろぎのアップグレード」。そのコンセプト通り、特急車両として今までにあまり例のない最高にラグジュアリーなインテリアが最大の魅力。エクステリアデザインもメタリックレッドを基調としたスピード感あふれる車体フォルムが目を惹く。

 列車名である「ひのとり」を連想させるスタリッシュさも併せ持ち、その気品高い外装からも車内空間への期待が高まるが、そんな期待感を決して裏切らないので、細かく見ていこう。

光り輝く「ひのとり」のエンブレム

車内は2クラス レギュラー車両も全席バックシェル機構採用

 2020年にデビューする「ひのとり」は6両編成(2020年度中に8両編成も登場予定)。そのうち両先頭車は「プレミアム車両」、残りが「レギュラー車両」となっている。

「アーバンライナー」に比べ、「ひのとり」を利用する場合はレギュラー車両でも追加で200円かかるが、正直言ってこの追加料金は安すぎる! と断言できるくらいレギュラー車両がスゴイ。

 最近、シートをリクライニングする際に後ろの人に声をかけるべきか、どのくらい倒していいのか、ちょっとした議論になったが「ひのとり」ではそんな心配はない。普通なら上級クラスなどでのみに採用される「バックシェル構造」を全席で採用。リクライニングをしても後ろの座席の居住空間に影響ない機構になっている。

「ひのとり」の「レギュラー車両」2+2のレギュラーシートが並ぶ

これがバックシェル構造。前席がリクライニングしても、自分の空間に影響しない。

 加えてほかの近鉄特急のレギュラー車両と比べて最大となる、シート前後間隔116cmを確保。手すりも個別になっているなど、これまで気になっていた細かなポイントにていねいに対応している。各席にはコンセント完備で高さ調整機能付きのフットレストもある。

隣席で個別になっている手すり。細かな配慮だ。

後ろの乗客へ気兼ねすることなくリクライニング可能なのはうれしい。

コンセントはもちろん全席完備!

大型のテーブルは手前に引き出すこともできる。

この時点でずいぶんとラグジュアリーな車両だが、「ひのとり」にはさらなるアッパークラス、「プレミアム車両」があるのだ……。

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February 29, 2020 at 08:02AM
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